【働く上で知っておきたい!】トヨタ用語 意味と略称まとめ 部品編 

仕事

どうも、原人です。
私はトヨタ系の部品業界で勤務しているのでが、仕事をする上で独特のトヨタ用語を使います。

略称も多用されるので、新卒入社の方や、別業界からの転職者、異動などで始めて
トヨタ自動車と仕事で関わる方は、知らない言葉が飛び交い、最初の方はなんのこっちゃ?
という方も多くいらっしゃると思います。

この記事では、トヨタ自動車と関わる上で頻出する、覚えておくべき部品素性に関する
用語をまとめていきます。
なるべくポイントを簡潔に書いていますので、仕事をする上でのお役立ちになると幸いです。

Contents

試作品

読んで字の如く、試作工程で作られる製品のことです。
トヨタの本社にある試作工場で試作車両が生産されますので、基本的に試作品は試作部への
納入となります。

本型品

量産(号口)で使用する型を使用して生産するものです。
英語ではOff Toolと言われます。

号試品

トヨタ用語で号口試作の略。量産工程で作られる試作品のことです。
トヨタの工場試作イベントである、1次号試より通常号試品の納入が開始となります。
基本的に納入先はトヨタの量産工場です。
エンジン・ドラトレ・ブレーキ系部品などのユニット部品は、ユニット部品の生産工場に
納入されます。
※号試イベントをまとめている記事はこちらです。
【働く上で知っておきたい!】トヨタ用語 意味と略称まとめ 開発用語編

号口品

トヨタ用語で、いわゆる量産品のことです。
創業時から完成車を造るための部品を、例えば10台分ごとに一つのグループとして1号口、2号口と名づけ、 工程の進行管理を行っていたのが名前の由来のようです。

号口品には通常モデルライフが設定されており、それを過ぎると号口打切りとなり、
後述記載の補給品に切り替ります。

補給品

トヨタ用語で車両の量産が終了した部品のことで、サービスパーツとも呼ばれます。
補給品は仕入先で作られた後、稲沢、大口、飛島、上郷にあるパーツセンターに集荷され、
その後ディーラーに純正交換部品として出荷されます。

補給品は当然量産品よりも流動数量は少量になります。
補給品設定されている限りは、仕入先は生産するための治具や型を残して置かなければならない為、
供給期限があります。
供給期限を過ぎると、補給廃止となり、仕入先はその補給品を作らなくてもよくなります。

ヘリテージパーツ

最近のトヨタの取り組みで、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに
応えるべく、廃版となってしまった旧型モデルの補給部品を復刻し、純正部品として
再販売する取り組みです。

ヘリテージパーツは上述の補給品も打切りとなったかなり古い廃盤の部品を
もう一度作ってお客様へ提供するものです。

スープラ、2000GT、ランクル40、AE86など、根強い人気を持つ旧車の部品が
対象になっています。

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